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こんにちは、最近のお気に入りはkemio、
デザイナーの松井です

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今回はデザイナーっぽくIllustratorのお話をしたいと思います
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リッチな吹き出しを描いてみよ〜！

デザイナ〜っぽい〜（？）
“リッチ”ってどういうこと？と思われるかもれません
今名付けました。
「いい感じの吹き出し」と思ってもらえたらOKです。

吹き出しっていろいろな形があるんですが
ちょっとかっこ悪い吹き出しちゃんがいますよね。（え…？気にしたこと無い…？）
そこで、イラレで誰でもいい感じの吹き出しが描ける方法を紹介したいと思います！

まずはこちらをご覧ください。

Wordで描いたんか〜〜〜〜？？？

というような吹き出しちゃんですね。
どこか不格好です。

いらすとやさんを置いてみましょう。

なんかちょっと変ですね。
吹き出しが女性の頭に刺さりそうです。

では次にこちらをご覧ください。

リッチィ〜〜〜〜

なんかいい感じじゃないですか〜？！
ちょっと丸っこくてかわいい印象もあり、文字も読みやすい気がします。
いらすとやさんを置くとこんな感じ。
イラストの柔らかい感じに馴染んでいますし、セリフが読みやすいですね。

2つの吹き出しを比べてみるとこんな違いがあります。

上記の違いがあることで、見た目だけでなく
読みやすさや文字の収まり具合などがかなり変わってきます。
右の吹き出しは、すこし四角に近い分、
文字周りの余白がゆったりとしていてすっきりと見えます。
これがいい感じにみえる理由、リッチにみえるポイントかなと思います。

それではいよいよIllustratorでリッチな吹き出しを描いてみましょう！

Illustratorでの描き方

●まずは楕円形ツールで描く
楕円形ツールで文字が入る部分を、ペンツールで吹き出し口を描きます。ちょろんの部分ですね。
次に2つを選択し、「パスファインダー」の「合体」で複合シェイプにします。
（複合シェイプを作成するには、AltまたはOptionを押しながら「合体」をクリックしてください）
これで、後から直しやすい吹き出しのベースができました。

●ワープ効果で見た目を柔らかくする
メニューの「効果」から「ワープ＞膨張」を選択。
マイナス値にスライダーを動かして、見た目を柔らかくさせましょう。
これでかなりいい感じになりますね。

さらに調整していきます。

●吹き出し口を調整
ダイレクト選択ツール（白矢印）とペンツールで吹き出し口を調整しましょう。
大きさは小さめの方がバランスが良いです。

線の雰囲気を変えてアレンジ

●最後に
調整が終わった後は「オブジェクト＞アピアランスを分割」で
見た目通りのパスにしておきましょう。

いかがでしょうか？
今回は楕円形ツールで書きっぱなしではなく、ちょっとひと手間調整するだけで
いい感じの吹き出しにしてみようよ〜というお話でした。
ちょっと細かい話になりましたが、デザイナーは日々そんな事を考えてるんですね。
え私だけ…？
ワープの種類によって違う膨らみ方もできるので
いろいろ試してみるのも面白いかもしれません。

それでは、よいイラレライフを！